2022-02-06

ハンドメイド作品の値段の付け方『高くても売れる! ハンドメイド作家ブランド作りの教科書』

ハンドメイド作品の値付けって、難しいですね。

”作るのにかかった材料費はいくらなのか”とか
”送料とか販売手数料はいくらなのか”とか
”作るのにかかった時間はどれくらいなのか”とか
考えだすときりがないですよね。

他にも”似た作品を販売している人はどれくらいの価格にしているのか”とか
”自分の作品のクオリティにこの値段は妥当なのか”とか
”この値段で買ってくれる人はいるのか”とか。

正解があるわけではないのでハンドメイド作品の販売を始めたばかりの人だととても悩ましいことの１つだと思います。

私自身も、とても悩んでいます。

自分が売りたい価格を設定するためには「どういうお客様に販売するのか？」を考えることがとても大事です。

値段を考えているときにまず考えてしまうことといえば”いくらで売れば利益が出るのか”といったことではないかと思います。しかし実際に考えるべきことは、”どういうお客様に販売するのか”ということ、そして”どれくらいの値段であれば買ってもらえるのか”ということです。

もちろん、材料費や手数料を加味して利益が出るように考慮することも必要ですが、基本的にハンドメイドの作品は大手メーカーのように大量生産によって原価を下げることは難しいため、原価を抑える努力をするよりも値段を上げる努力をするほうが効果的とのこと。

そして、しっかりと利益の出る値段をつけるためにも重要なのが「どういうお客様に販売するのか？」を考えること、だということです。

「どういうお客様か」をできるだけに具体的に想像することで、自ずと値段は決まってきます。お客様の年齢はどれくらいなのか。買ったものをどういうどういう場面で使うのか。そうやって自分の作品を買ってくれるお客様をリアルに想像すれば、たしかにどれくらいの価格までなら買ってもらえそうか、ということまでイメージできそうです。

ただ、それなりに想像力が必要そうだな、という感じはしました。本の中で紹介されているお客様像の例では、名前や職業、持ち物へのこだわり、ライフスタイルなど、かなり細かい設定が2ページ分に渡って紹介されていました。

そのお客様像を参考に自分でも考えてみようかな、とも思っているのですが、それよりも自分のお客様像に近い友人の誰かにインタビューをしてその人をお客様像にしてしおうかな、とも考えています。

適切な値段設定のための第一歩「リアルなお客様像」。作ったことがない方はぜひ挑戦してみてください。